八ヶ岳をE-バイクで楽しめるコース造成が行われました。
これは、観光庁の「外国人旅行者周遊促進事業」として進められたものです。
外国人周遊促進事業というのは、文字通り、海外から日本にいらっしゃる外国人旅行客がその地域を周遊して楽しむことができるコースや観光コンテンツを作り、そのためのツール(パンフレットやWEBサイト)を準備するというものです。
日本で「観光」というとどうしても「名所名跡、観光スポットを見て回わる」ということに意識が偏ってしまうのですが、そうではなく(それだけではなく)、そのエリアの魅力(その魅力はその地の自然環境や文化・暮らしから成り立っています)を体験してもらうことを目的に、エリアの魅力を体験できるように形作り、その魅力を伝えられるガイドを養成し、そして観光コンテンツとして売り出すというところまで行います。これを外国人旅行者に対しても行っていこうというのが事業の基本的な考え方です。
(外国人旅行者向けに行う過程で日本人観光客向けも同時にできてきます)
コース造成と言っても単にエリア内の名所をつなげたマップを作ればいいというわけではありません。
実際には、そのエリアでこそ感じられる外国人旅行者から見た魅力を抽出し、E-バイクで周遊できるという条件のもとモデルコースを準備します。そしてそのコースを実際に海外の方に体験していただくツアーを開催し、コースを評価していただきます。(今回は、国内にいらっしゃる外国の方にお越しいただき体験ツアーを開催しました)
そして、その評価をもとにして最終的なコースを設定します。コースは2種類。
1つは、ガイド付きツアーとして販売するためのコース。もう一つは、E-バイクをレンタルして自分で回るコースです。
このようにして最終的にモデルコースが出来上がります。
コース造成の設計(コンテンツタリフ)
最終的にこのようなパンフレットの形までもっていきます。
同時にサイトも準備し、スマホからも利用できるようにします。
八ヶ岳観光圏エリアでは、下記で E-バイクをレンタルすることができますので、
- 北杜市 …… 清里駅前観光案内所
- 富士見町…… 富士見パノラマリゾート
- 原村 …… 八ヶ岳自然文化園
これらレンタルスポットをスタート&ゴールとしてご自身でコースを周遊できるように、サイトは「セルフガイドツール」の役目も果たすように作られています。また、有料でのガイド付きツアーも紹介されています。
ぜひご覧になってみてください。
※外国人旅行者の周遊には「そのレンタルスポットまでどうやって行く?」というコース造成とはまた別に「二次交通」という課題があり、これらについては二次交通分科会で検討を進めています。
八ヶ岳エリア、素敵でしょ♪