第1回 ウェルネスツーリズム・ワークショップ(2022年6月)

この日(6/30)は、八ヶ岳観光圏で開催された「ウェルネスツーリズム・ワークショップ」に参加してきました。

 

八ヶ岳観光圏では今年度、「ウェルネスツーリズム」をキーワードにしたコンテンツ造成の事業が進められています。
予定では7つのコンテンツ造成を予定していますが、その前段階で、改めて「ウェルネスツーリズネとは何か」について参加者で学ぼうというのが今回のワークショップです。

今回、講師をお願いしたのはお二方。お一人目は、ウェルネスツーリズム研究の第一人者、琉球大学の荒川雅志先生。そして、昨年度、中部山岳国立公園南部地域(長野県)でウェルネスツーリズムの事業を展開された環境省中部山岳国立公園管理事務所の甲斐原さなえさん。共にまずはこの方にお話しをうかがわないと始まらないだろう…という方に講師をしていただきました。

 

第1回 ウェルネスツーリズム・ワークショップ(2022年6月)

 

荒川先生からは、ウェルネスツーリズムという考え方について詳しくお聞かせいただきました。
「(一時期話題になった)ヘルスツーリズムとは全然違うんですよ!」とか、「ウェルネスツーリズムというのは "観光で売る" のではなくて、地域の資源・その地の人々のライフスタイルに寄り添うツーリズムの形です」など、目から鱗がいっぱいのとても新鮮なお話しをお聞かせいただきました。また、海外ではウェルネスツーリズネというはラグジュアリーなスパツーリズムと同義に言われることが多く、スパを持つ施設内で完結してしまうことがある中で、日本のウェルネスツーリズムはこれとは違った形で確立できる可能性があるともおっしゃられていました。それは日本にはウェルネスツーリズムに適した資源が豊富にあるからだそうです。

荒川先生の著書もありますので、もしご興味ある方はどうぞ。
この9月かな?、新たしい本が出るともおっしゃっていたので私も読んでみたいと思います♪ 

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甲斐原さんからは、中部山岳国立公園南部地域で行われたウェルネスツーリズム事業の詳細をお聞かせいただきました。
事業の目的や議論されてきたこと、実施したこと、そして「あぁすればよかったこと」など、私たちが今年度事業を進める上でとても役立つ内容をお聞かせいただきました。甲斐原さんがされた中部山岳国立公園での事業については、下記に紹介記事がありますのでご覧ください。
(荒川先生も登場されています)

→ 「中部山岳国立公園南部地域×ウェルネスツーリズム」の可能性(松本経済新聞)

第1回 ウェルネスツーリズム・ワークショップ(2022年6月)

 

また、中部山岳国立公園の事業で開催された「ウェルネスツーリズム・今とこれから」をテーマにした基調講演とパネルディスカッションの様子をYoutubeでご覧いただけますので、ご興味ある方はどうぞ。今回、荒川先生がお話ししてくださった内容もこちらの基調講演の中に含まれています♪

 

ポイントは、自然体験プログラムを準備して、その冠に「ウェルネス」とつけるだけではダメだということ。もちろん、巷にはそういう商品や売り出し文句は山のように出てくるのでしょうが、そことは一線を画す、しっかりとした八ヶ岳のウェルネスツーリズムの構築を目指していかないといけない…ということなんだと思います。

 「JSTS-D」もそうですが、「ウェルネスツーリズム」もしっかり学んでいかないといけないなぁと思っています。

 

八ヶ岳エリア、素敵でしょ♪

 

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