観光施設における心のバリアフリー認定制度の勉強会に参加してきました

11/12、富士見高原リゾートで開催された「観光施設における心のバリアフリー認定制度」の勉強会に参加してきました。
講師は、八ヶ岳観光圏で一緒に活動をしている、富士見高原リゾートの藤田さん。

 

富士見高原リゾートは、国内でも早くから「ユニバーサルツーリズム」に取り組むリゾートとして知られています。
私も藤田さんから機会あるごとに色々とお話を伺うのですが、今回、「観光施設における心のバリアフリー認定制度」の勉強会が開催されるとのことで参加させたいただきました。

「観光施設における心のバリアフリー認定制度」というのは、観光庁による制度です。
富士見高原リゾートもいち早くこの認定を受けた施設で、この制度の詳細や制度の周辺のことについてお教えいただきました。 

「観光施設における心のバリアフリー認定制度」の詳細はこちらをご覧ください

制度に関連してここで取り上げたいのは、「合理的配慮の提供」に関する法改正について。
私は全然知らなかったのですが、2021年5月、「合理的配慮の提供」が国・自治体だけでなく民間事業者にも義務化される法改正がされ、これまでは努力義務だったものが必須なものになったのだそうです。

 

なかなかまとまってうかがえる機会がありませんでしたので、とても勉強になりました。

 

観光施設における心のバリアフリー認定制度の勉強会に参加してきました

 

今回、座学の前に、富士見高原リゾートさんのユニバーサルツーリズムやバリアフリーの取り組みについて施設内をいくつ案内していただきながらお話しもうかがえました。

 

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これは「天空カート」という、標高差200mを25分かけて標高1,420mの雲上まで登れる自動運転のカート。
足が不自由な方でも絶景が見られる場所まで移動できるのはもちろんのこと、「ヒッポ」というアウトドア車いすを積むことが出来たりと、色々な方が楽しめるようになっています。加えて、運営するスタッフのオペレーションにも色々な配慮がなされていました。

 

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 こちらは露天風呂への出入りに設置された手すり。出入口のど真ん中に設置されていていますが、これも理由があってのこと。

左右どちらの手に不自由があっても手すりに摑まれるように、あえて真ん中に設置してあるのだと説明してくださいました。

 

 

私が観光地域づくりマネージャーをさせていただいて以来、日本の観光は一気に「インバウンド」に舵が切られ、それも「新型コロナ」によって中断し、今は「コロナ対応」が大きなテーマとなっています。コロナの感染状況が落ち着いて来て、日常の回復とインバンドの再スタートになるのかと思いきや、「持続可能な観光」と「ユニバーサル」が観光の大きなテーマになってきています。

新たに出てくるキーワードに右往左往ではありますが…(^^;、エリアの方々に情報を伝えられるように走り回るしかありません…

また、ひと口に「観光」や「観光地域づくり」といっても対応しないといけない分野は広がるばかり。それに対応するためにも、エリア内にそれぞれの専門家がいるような体制づくりも大切になってくるように思いました。

  

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