観光地域づくりマネージャー・レベルアップ研修に参加しました

この日は、「観光地域づくりマネージャー」のレベルアップ研修に参加してきました。

 

「観光地域づくりマネージャー 」って何...?という方もいらっしゃるかと思います。
観光地域づくりマネージャーについては、こちらの「観光地域づくりとは」で紹介していますので、そちらをご覧いただけましたらと思います。

 

私たち観光域づくりマネージャーは、マネージャー資格を取得した後も定期的にこのような研修に参加してスキルアップすることが求められます。
コロナ前は東京に集合して研修をしていたのですが、コロナ以降はオンラインでの研修になっています。現地に集まることで可能になる研修もあるのですが、オンラインにすることで人数制限なく多くのマネージャーが参加できたり、場所によっては泊りがけで参加しないといけなかった地域もある中で自宅から参加することができたりと、オンラインによるメリットは大きいように思います。

(研修時間外で全国の活動の様子がうかがえるのがとっても役立つのですが、オンラインではそれができないのがちょっと残念ではありますが…)

 

レベルアップ研修は全国13の観光圏が集った「全国観光圏推進協議会」によって開催され、観光を取り巻く最新状況の勉強したり、各観光圏での事例や課題・解決策などを共有したりします。

 今回は、全国観光圏推進協議会のアドバイザーをしていただいている東京都立大学の清水哲夫先生より観光における DX まわりについて講義をいただき、それを土台にして、各グループごとに観光データの活用やマネジメントについて議論をするという形で進められました。

 

観光にまつわるデータといえば、各所で提供されている観光統計はもちろんのこと、RESASや観光予報プラットフォームをはじめ、統計データ、アンケート調査データ、位置情報データ、目的地検索データ、SNSデータ、決済データなど様々なものが提供されるようになっています。これらをどのように組み合わせることでどんなことが可能になりそうなのか…などについてデータ解析を専門とされている清水先生にお話しいただきました。

私自身で言えば、「へぇ~♪」ってデータ見ているのは楽しいのですが(笑)、先生のお話しを聞いていると、そもそも公開されているデータ自体にバイアスがかかっている可能性があるということや、いくつかを組み合わせないと実際の様子と乖離したものになってしまう可能性があることなど、日々データ解析に触れていないとわからない落とし穴がいっぱいあるということがよくわかりました。

それ以上に、「データ活用の目的」がしっかりマネジメントされていないと何も始まらない…いうことも改めてよくわかりました。
「解析したらこういう結果が出ました…」「なるほど! それで...?」とならないように。

 

どの地域でも、マネージャーさんそれぞれに得意とする分野があるのですが、地域ごとにデータなら私にお任せ♪っていう人を確保したり育てたりしないといけません。私も、本は買ってあるはずなのですがどこだったか…勉強しないといけないですね。

 

 

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