サクラクオリティ(観光品質認証)調査員研修への参加

この日は、サクラクオリティ(観光品質認証)の調査員研修のため、新潟県湯沢町にうかがいました。
(2018年5月の話でごめんなさい)

 

サクラクオリティ(観光品質認証)とは、「宿泊施設の品質を認証」する国内初の事業で、世界中の旅行者に、質の高い日本のサービスに関する情報提供を行い、安心で快適な旅行を楽しんで頂くための仕組みです。

 

サクラクオリティ公式サイト

 

私たち、日本人にとっては、都会のホテルやビジネスホテルがどういうところで、観光地のホテルがどういうところで、さらには、旅館・ペンション、民宿などなど、肌感覚として「宿」の形態やタイプ、おおよそのサービスや料金な幅などを理解しています。

一方で、外国人旅行者の方は、当然ながらそのような肌感覚はありませんので「ここは安心して宿泊できる」ということを明示してあげることが重要になります。また、安心して宿泊できることを示すとともに、宿泊先を選択するうえで、参考となる品質ランク等の情報も示すことができます。

「ランク」というと、国内旅行サイトのように「評判」や「格付け」「ランキング」ということが思い浮かびますが、このサクラクオリティの目的はそうではありません。海外の方が宿泊する際に宿選びの基準となる指標を提供するものです。「格付け」ではなく「品質認証」ということです。

これにより、海外の方が宿を選ぶ際に、「価格は安くても安心して泊まれる宿を選びたい」であったり、「そこそこ、日本の伝統的な生活様式を楽しみながら快適に泊まれる宿を選びたい」であったり、「いや、日本の伝統美をも堪能できる芸術的な建物や庭園のある宿を選びたい」など、その方の旅行スタイルに合わせて宿を選んでいただけるというわけです。

また、その観光エリアに「品質認証」を得た宿がたくさんあるとすれば、そこは地域は、外国からの旅行者の方が安心して宿泊できる宿がたくさんあるということになりますから、宿泊するエリアとして選んでいただきやすくなります。

さらに、評価を受ける宿泊施設にとっては、審査項目(約200項目)をチェックすることによって、施設の設備やサービス内容、取り組みを外部目線で見つめ直し、サービス向上につなげることにも機会にもなります。

 

すでに私は、サクラクオリティの調査員資格を持っていたたのですが、今回、Ver2 というものに調査方法が変更になるということで改めて調査員研修を受けることとなりました。

 

サクラクオリティ

 

調査員の研修は、サクラクオリティや調査項目に関する講義と、実際に部屋の中で調査をする実地研修とで行われ、2日間かけて行われます。
全国の観光圏から担当となる方がいらっしゃいました。

講義では、一般社団法人観光品質認証協会の北村さんから、サクラクオリティ―の全体構造や調査項目についての意図などについて詳しく話がありました。

サクラクオリティ

 

実地研修では、会場となっているホテルをお借りし、エントランス、共有スペース、部屋、お風呂、食堂など、実際の調査項目について「この場合はどう判断するのか」ということを確認していきました。

サクラクオリティ調査員研修

サクラクオリティ調査員研修

 

それはそれは気の遠くなるような確認作業ではありますが、地域に戻れば実際に私たちが調査するわけですから、そこは必死…。

何とか無事に2日間の研修が終了しました。

 

【おまけ】

一日目の夜、他観光圏から参加された皆さんと情報交換をさせていただきました。
その中で、香川県から参加された方(もう何度もご一緒させていただいて、毎回お世話になっております)と「伊吹島」のことで話が盛り上がりました。

香川県と言えは「うどん県」ということは知っているかと思いますが、伊吹島で獲れる「伊吹いりこ」がないと讃岐うどんができない…ということはなかなか知られていません。たまたま私は家族で伊吹島に行ったことがあり、そのことで話に花が咲きました。
そうしましたら、翌朝、「雨宮さん、ほら!」とわざわざしめていらっしゃるネクタイを見せてくださいました。

な、なんと、うどん!

香川県人の魂を感じた瞬間でした…。

サクラクオリティ研修

 

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